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手紙
今朝、朝一で携帯が鳴った。
着信画面に表示されているのは、
母の名前。


「どうしたの?」

という問いかけに

『今日、予定ある?』

と問う母。


















『あのね、クロ(犬)が自分で動けなくなった。』















クロ。
クロが倒れた。



朝、母が起きてもハウスから出てこず、
父が起きてきても同様で、
不信に思った母がハウスを見に行くと、
グッタリしたまま動けなくなっていたのだとか。



「予定なんてどうでもいい。クロのところへ行かないと。」




電話を切って、
気持ちを落ち着かせる為に一服する。


知らないうちに、泣いていた。
何度拭っても溢れてきた。


溶けかけた雪でザクザクの道を車で進む。
安全運転を心がけながらも、
気持ちだけが前へ進む。


見慣れた家だ。
玄関のドアを開け、
クロに駆け寄る。


いつもならポタポタと歩み寄ってきて、
吠えるわけでもなく、
何かを言いたげに一頻り甘えた声を出すのだが、
今日のクロはそんなじゃなかった。


しっぽも振れず、
首を起こすこともできず、
かろうじて耳が頭に付くんじゃないかと思うくらいに倒して、
俺を迎えてくれた。


「クロ」


名前を呼んであげるのが精一杯だった。
すぐに車を家の前につけ、
母とクロを後部座席へ。
俺は運転。


いつもなら風を感じたくて窓の外を眺めているクロが、
今日はぐったりと後部座席の母の膝に横たわったまま。


病院に着いた。
家では気付かなかったが、
歯茎も下も真っ白だった。


いつもは震えて嫌がる採血もおとなしくしていた。
どこからも採血できず、
結局首から採血。
痛いだろうに、表情一つ変えなかった。


まだ詳細はわからないけれど、
免疫の病気らしい。
自分で自分の赤血球を壊しちゃうんだって。
だから貧血状態なんだって。
今は新しい赤血球もうまくつくれていないんだって。


強い効き目の注射を1本打って帰ってきた。
幾分か楽になったようにも見えるけれど、
まだ少しの距離を歩くのがやっとの様子。
ひたすらに今のテーブルの周りを何周もする。


午後にもう一度獣医さんに行ったのだが、
苦しさのあまりじっとしていられず徘徊するんだとか。


俺の大事なクロ。
13年でお前からもらったものは、数知れず。
絶対に死ぬな。


注射が大嫌いなの知っているけれど、
ちょっとだけ我慢しなよね。
きっと良くなるんだから。
だって、今日も注射をした後、立てるようになったじゃない。
注射を続けたら長生きしている犬もいるって先生言ってたし。


絶対に少しずつ楽になるから。
うまくできないなら、おしっこをじゅうたんにしたっていい。
全部、掃除してやる。
うまく歩くことが出来ないなら、抱っこしてやる。
なんでもしてやるから。
だから、絶対良くなれ。
一緒に闘うから。だから負けるなよ。クロ。
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2009.02.15 (Sun) 00:55
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